木造建築
昨年のことですが、R5兵庫県木造建築セミナーに参加してきました
木造建築を兵庫県に増やそう。
中規模大規模の木造建築を設計出来る人材を育成することを目的とした行政主導のセミナーです。兵庫県では今回が初の開催でした。
セミナー内で設計課題があり、
『兵庫の木でつくる保育園(神戸市:準防火地域、平屋1,100㎡程度の規模)』を実際に設計しながら、法律、耐久性、構造、防耐火の多方面から最新の技術を学び、木材供給者と兵庫県の木材流通の現実や問題点、コストを抑えるにはどうしたらよいのか等のディスカッションを行いながら、実際に兵庫県内産の木材を使うにはどのような段取りがベストなのか、この設計課題を通して一連の流れをシミュレーションしてみることが出来ました。
実際の建築発注者とのディスカッションもあり、発注者が設計者に求めているものは何なのかを大掴みですが感じ取ることもできました。
我々設計者は木材の流通からいえば川下の人間です。
セミナー外で、同じ時期に兵庫県の木材市場(川中)にも足を運びながら、同時に色々な話を聞き、考える時間をつくりました。
今後さらに川上へと足を踏み入れ、ヒフミアーキテクツで使う木材を開拓していきたいです。
※写真は四月に訪れた鳥羽市立海の博物館(設計:内藤廣 1993 )中規模木造建築 集成材を使用した立体木造トラスの構造
0コメント