-里山 風土-



食べることが風景を守る。


景観10年、風景100年、風土1000年。私達が今目にしている風景は長い時間をかけてつくられてきました。昔は生業、食べること、生きることが風景そのものに反映されてきました。私達の住む的形にはそんな残したいと思う風景、美しい風景があります。


的形の里山は現役の里山です。毎日山へ登り畑の手入れをされています。食べること=生きることが、美しい里山の風景の維持を担っています。手入れされた里山には豊かな山菜も自生しています。


しかし、今の世代で畑を終えようとしている場所が多くあり、里山の豊かさを伝承する機会が失われつつあります。里山がどれだけ人々の生活に寄り添っていたのか?健全な里山を維持するためには何をすべきなのか?


食べもの採取する喜び。


保育園児や小学低学年と里山に登る機会があり、子どもたちが最も興奮することは、とにかく「実」を見つけることでした。頂上からの風景よりも、実です。食べられる実、食べられない実を仕分けし、満面の笑みで見せてくれました。誰かが筍をみつけた時には我先にと大騒ぎでした。


こんなにも「食べ物」を発見したことが喜びになるのか。


里山に自生する植物を知ること、畑をすること、調理すること、食べることを喜びとして伝え続けることで風景を守れるかもしれない。そんな思いで居ます。


風景と、風土には「風」という文字が入っています。風は外から来るものです。

外からやってきた人、的形生まれの人、みんな一緒に。

私達は、自分たちが住む地域の里山・風土を少しでも守れるような活動を行い、また発信していこうと考えています。