1キロ違えば、風、土、水が違う、風景が違う
2022.03.07 磯の山で山菜調査
ツワブキの新芽はもう少し先。磯山の中腹にて。
30センチくらいに伸びたツワブキの新芽の茎を佃煮にすると、天むすびの横に添えてある、美味しい美味しいあのキャラブキになるそうです。
(キャラブキはヤマブキの佃煮と言われることが多いのですが、ツワブキの佃煮が本当だという説もあるそうです。
ヤマブキは低い山の木陰、ツワブキは海岸近くに自生することから、採れる地域によってヤマブキとツワブキ両方で佃煮を作っていたのかなと思いました)
磯の山は裾続きの3つの連山で海岸沿いの小高い(60mほど)の里山です。
海岸沿いの里山は照葉樹が多く見られ、椿の葉っぱは寒空の下でもツヤツヤと照り輝いていました。
海沿いの里山には、残念ながら皆んながよく知る、わらび、タラの芽、ウドは見かけませんでした。
これらの山菜が自生しているのは、1キロ先の内陸の里山です。
たった直線距離1キロの違いで生息している植物が全く違うということを、実際に山菜を探すことで身をもって知りました。
1キロ違えば、風、土、水が違う、育つ植物が違えば、おなじ里山でも少しずつ風景が違う。山の色も違う。
住まいづくりもそうありたい。
冒頭のツワブキは、私達の住む海岸沿いの磯でもたくさん自生しています。
0コメント