9月
暑さもようやく落ち着き、夜は冷房をつけずに眠れるようになりました。
そんな小さな変化が、こんなにも心地よいのだと、身体が教えてくれます。
引き渡し前の現場では、最後の仕上げに向けて、職人の方々が丁寧に手を動かしてくださっています。
器具付け、外構工事、大工造作工事──それぞれの専門の仕事が重なり、住まいが最終のかたちへ近づいていきます。
しっとりとした優しい内部空間が現れ、住まい手とともに選んだ仕上材も合わさって、落ち着きのある大人っぽい印象が感じられます。
いつも不思議に思うのですが、最終的にできあがる住まいには、必ず住まい手の「らしさ」がにじみ出ているもの。
設計の意図を超えて、施主さまの色が自然と宿る瞬間に、立ち会える素晴らしい瞬間であります。
引き渡しまであともう少し。
最後まで、より良くなるよう監理を続けています。
この時期になると、施主さまと一緒に考えてきたことが一つずつ形となり、
感情が高ぶる瞬間があります。
私達との住まいづくりは、住まい手と、設計と、作り手の職人。
それぞれの想いと手が重なって、少しずつ形になっていきます。
時間はかかりますが、その歩み自体が、できあがる住まいに深みをあたえてくれるものです。
時間がかかってでも納得のいく住まいづくりをされたい方、ぜひ気軽にお問い合わせ下さい。
また現場レポートしたいと思います。
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