2025

気がつけばもう二月ということで、HPも更新せず過ごしておりました。2025年もどうぞ宜しくお願い致します。そして今まさに寒波が到来中だとのこと。。。背中を丸めながらストーブをお供に作業をしております。年が明け、引き続き様々なお仕事を進行させて頂いておりますが焦らず一つ一つ丁寧に進めて参りたいと思います。

休日はというと、時間を見つけては訪れたい場所へ行ったり見たいものをしっかりと見る。それら経験をまたお仕事の中で生かせるよう楽しみながら観察 体感するよう心がけています。今年小学三年生になる息子にも色々なものを見たり感じたりしてもらえるようにしばらくは連れ回そうと考え中。

写真は数年ぶりに訪問した慈照寺(銀閣寺)。きりっと寒い空気の中、変わらず魅力的な建物です。禅宗様式と和様が融合した二層構造となっており、上層は唐様、下層は書院造を採用しています。庭園は枯山水と池泉回遊式が共存しており庭を回遊しながら様々な角度で建物を鑑賞できます。華美を排し、時間の流れとともに深みを増す姿は、日本特有の侘び寂びの美しい世界観であり、海外の方たちをも虜にしてしまうのでしょうか。この日もペンとノートを片手に建物の前で静かに佇む海外の方がみえておられました。こういう姿を見かけると日本人として嬉しく誇らしい思いです。


続いて構造美そのままが空間を構成している虎屋京都は建築家内藤廣氏による設計、、建物はもちろん見どころ満載です◎が、どうしてもメインはお菓子とお茶ということになってしまい、、、目も舌も喜ぶとは当にこのこと。建物の写真は撮り忘れましたが建築もしっかりと観察。


少しずつものごとを考えるようになってきた今の息子にあらためて見てほしかった京都駅。年明けにお亡くなりになった日本を代表する建築家、原広司設計。いつ見てもかっこいい。伝統と未来の対比、圧倒的な吹き抜け空間と谷に挟まれた大階段に立つたび、気分が高揚します。


私が京都へ行きたくなる大きな理由、、、町中の銭湯。110~120℃あるサウナがスタンダード(スーパー銭湯などのサウナは大体90℃)。最近よく聞く ”整う” が何なのかは未だにわかっていませんが、熱いサウナは勝負が早い。ここハクサンユは露天風呂も有りオススメ。地域住民の方々に混ざって入る大きなお風呂が大好きです。


夫婦共に20代30代前半を過ごした場所でもある京都を訪れると、自分たちの町へ帰ってきたような不思議な感覚があり、大切で、とてもリラックスできる場所でもあります。また時間を見つけて帰って来たいですね。

一級建築士事務所 hifumiarchitects / ヒ フ ミ ア ー キ テ ク ツ

素朴で機能的であること、住まいとして 強さと性能を満たす造り。 その中に洗練された空気感を纏う 建築を目指します。

0コメント

  • 1000 / 1000