風は見える

瀬戸内沿岸部でも夜から朝にかけて激しい雨の降った明くる日。

少し気温が下がり風が心地よくannexを通り過ぎていきます。

東西の大開口を開け放していると、まるで外で仕事をしている感覚になります。

視覚的にあまりにも気持ちよかったので思わずカメラを向けたくなりました。

開口部とは風を通すだけでなく、風が見える場所でもあります。


礒の山裾から少し間をあけて建つ集落の建物配置は、海陸風を考えた配置になっているとも考えられます。

南東に海、西に山、建物は東(海側)へ寄せ、山裾との間に空間を確保し、畑をつくっている民家が多くあります。

東西の開口部を同時に開くと山裾に溜まった温かい場所に向かって冷んやりした風が吹き込み、建物内の空気が一気に入れ替わるのです。


annexでは、まだまだエアコンが必要ありません。

一級建築士事務所 hifumiarchitects / ヒ フ ミ ア ー キ テ ク ツ

−新しいスタンダードを見つける− 家族の形態、価値観やライフスタイルが多様化する世の中で、一人ひとりの生き方に寄り添う、住まいのあり方、創り方 “唯一” を提案致します

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