先日は少し遠くに足を伸ばし、徳島の上勝町へ行ってきました。ZERO WASTE TOWN kamikatsuということで、官民が連携し素晴らしい場所をつくられていました。1500人程の町ですが、その場所で出た廃棄物をリサイクルすることにより、リサイクル率80％を達成しているとか（他の自治体の場合リサイクル率20％程度らしい）。その1つの取組として、私達のようにこの場所を訪れる人々に、この町で出た廃棄物を持ち帰ってもらうという斬新な発想（なんと小学生が発案者？）です。どこにでもあるかわかりませんが、京都に住んでいた頃にも玄関先に箱が置いてあって、使わなくなった陶器などが並べてあり、どうぞお持ち帰り下さい。と書かれたりしていて、ほっこりした気持ちになったことを覚えています。そんな素晴らしい行いを町ぐるみで、そしてとても素敵な建物まで建て（隣に宿泊施設有り）、観光なども絡めて行うところに驚きました。廃棄物だって、素敵な空間に置くとこうなる笑

どこかのセレクトショップのようでもあり、ゴミがゴミに見えないという不思議。面白い経験をさせて頂きました。

建物自体、とても有名な建築家が設計されているので、書籍などで目にすることがあったのですが、詳しく読むことをせずにどうしてこのようなデザインなのか？程度に見ていました、が、なるほど。この特徴的な開口部も全て廃棄物だったのかぁ。納得。

2021.10